医食同源
2017年 04月 30日
こんにちは店主の徳山です。今日は食事(食べ方)のお話です。
日本食が理想的な健康な食生活だと言われています。その理由にはいくつかの理に適った原則があるからです。
1つ目は『適応食』という考えです。その土地で長い年月生活を営んでいると身体が環境に適応してきます。
日本は瑞穂の国と言われ昔から食事の中心に穀物である米がありました。
そこに野菜や海藻を入れた大豆の発酵食である味噌汁、納豆や漬物などの発酵食など米と野菜を中心とした古来からの伝統食が腸を活発化させ健康に良い食事なのです。
米は日本人に合った食物で日本人の歯は穀物を磨り潰し易いように臼歯が発達しています。
また食物繊維を消化吸収するために欧米人より腸が長いのです。
また日本人は欧米人に比べてインシュリンやラクターゼの分泌量が少ないので欧米型の肉や乳製品中心の食事をすると糖尿病になったり、
牛乳を飲むと下痢を起こしたりします。
2つ目は『身土不二』その土地で採れた旬のものを頂くという考えです。
春は身体を目覚めさせるのに近所の里山で採れた山菜がおいしいですね。行者にんにくは最高です。
3つ目は『一物全体』という考えです。
食物は丸ごと頂く。即ち魚は頭からしっぽまで骨から皮まで丸ごと頂く、
大根であれば皮ごと葉っぱも味噌汁とかおひたしで食べる、りんごやトマトは丸かじり、
米であれば精米しないで玄米で、砂糖は漂白しない三温糖を使用する。
これが日本人に合った健康な食事の摂り方です。
今や日本の医療費は年間40兆円を超えました。1人当たりは2500万円もかかっっています。
『医食同源』と言って健康と食べ物、食べ方は不離一体ののものです。
健康で長生きするために(健康寿命)食事は粗食でありたいものです。